2020/10/30 17:02

『関村ミキの料理帳』 明治時代の女学生が記した洋食レシピ


115年前のレシピを再現しました。


レシピの作成主は関村ミキさん。
1883年秋田生まれ女性です。

女子高等師範学校付属高等女学校専攻科(現在のお茶の水女子大学)に入学、専攻は化学。
さらに結婚した農哲学者の江渡狄嶺とは入籍せず別姓を貫くというかなりハイカラな女性。

そのレシピは、高等女学校専攻科で使用していたとみられるノートにビッシリと材料や作り方が文語体で書かれていました。
解読できるもの、今の材料に置き換えられるものなど、選別された15品が再現されました。
中には
・キャベジドレッシング(キャベツドレッシング)
・プレスチッキン(鶏肉料理)
・ドナッツ(ドーナツ)
・タピオコ(タピオカ、、、タピオカ?)
・サプライズプデン(プリン)
など現代の私たちも馴染みのある料理が並びます。

レシピの再現に当たっては東京 杉並 阿佐ヶ谷の居酒屋・レストラン・お菓子屋さんが協力してくれました。

レシピと実際にミキさんが書いたノートの画像、エッセイなどを小さな書籍にしました。
お家で再現レシピを作ってみるも良し、明治や大正時代に思いを馳せて読んでみるも良し。

タピオカは私たちの知っているタピオカなのか、サプライズプデンは何が一体サプライズだったのか?
ぜひご確認ください!


サプライズプデンは中から何が出てくるのか...?


ハイカラな関村ミキさん